お直しできるもの と できないもの 

いろんなうつわのお直しを承っています。

 

陶磁器であれば割れたもの、欠けたもの、ひびが入ったもの等、ほとんどすべてのものがお直し可能です。

「割れてしまったけど、かけらをなくしてしまった!」というのもOKです。

 

しかし、中にはお直しできないものや、お直しに向かないものもあり、

以下のもののお直しはお断りしております。

 

■普段使いでないもの(高価な美術品や骨董品等)

技術的な理由もありますが、わたしは値段や名に関係なく「普段使いの愛着のあるもの」を大切にするために、

暮らしに根ざしたものをお直ししています。

普段使いでないもの、高価な美術品や骨董品のご依頼はご遠慮くださいませ。

 

■ガラス製品

漆の性質上、ガラスと漆は相性が悪く、漆を塗っても剥がれやすくなってしまいます。

そのため、お直しできても強度に不安が残り、いつまた壊れるかもわからない、

不安定なものになってしまいます。

最近は「ガラス用漆」というものもありますが、まだ私自身使ったことがないため、現段階ではガラス製品のご依頼に対応しておりません。また少しずつ、ご依頼に応えられるように、実験を重ねていきたいと思っております。

 

■土鍋等の直火で使用するもの

また、金継ぎできないわけではないけど、向かないものもあります。

土鍋等の直火で使用するものです。

漆の性質上、グツグツ煮えるほどの高温は厳禁ですし、上記に記載したように、熱で金や銀がスパークすることもあります。

ただし、お直し自体は可能なので、直して花器や料理鉢として使いたい等、直火で使用しないということであれば問題ありません。

 

他にもご注文いただく際に注意していただくものがあります。

詳しくはこちら→取っ手が取れたもの 接着剤でくっつけたもの

 

普段使いの愛着のあるものを、長く使い続けていただくには、安心安全も大切なことです。

どうぞご理解のほど、よろしくお願いいたします。

 

その他「これは直せるかな...」「こんなのは無理かな...」等、悩んだ時にはcontactから、

お気軽にお問い合わせください。